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不動産コラム vol.90
■女性のマンション購入が増加
~住宅金融公庫利用者調査から~
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住宅金融公庫が毎年発表している、公庫融資利用者調査から、今回は特に『女性の購入者をピックアップしてその特徴を調査』した結果についてご紹介します。
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住宅金融公庫の調査によると、マンション購入で公庫融資を利用する女性の割合が増加しています。今回、『公庫融資利用者調査』のマンション購入融資対象者の中で女性の購入者を取り上げてその特徴を調べていますが、かなり堅実な購入者像が浮かび上がってきています。
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女性のマンション購入者は近年その割合が増加していて、平成14年は
17.2%と2割近い水準
にまで達しようとしています。しかも、単身者の割合だけで比較すると、男性の単身者の割合が近年横ばいで推移しているのに対し、女性単身者の割合が着実に増加していて、全体の8.2%を占めています。
■図:公庫利用者に占める女性購入者の割合の推移
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公庫融資女性利用者の平均像
※データは「公庫平成14年度公庫利用者調査報告」を元に公庫が作成
この表から、下記の女性購入者の特徴が読み取れます。
1.女性購入者の平均年齢は男性よりも高い
2.女性購入者は男性よりも平均年収は少ない
3.手持金を準備している割合が男性よりも高い
4.準備した手持金の額が男性よりも多い(男性より250~350万円程度多く準備)
5.資金調達の面でも、手持金割合が女性は1割以上高い。(女性30%強、男性20%)
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この他の特徴としては、女性単身者の購入した住宅面積が約62m2と、かなり広いことが窺えますし、間取りも3LDKを購入している割合が多いことが分かります。
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また、購入価格も男性の平均とほとんど変わりがありません。
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これらのことから、女性で、住宅金融公庫の融資を利用して住宅購入した人は、計画的に手持金を準備してから公庫融資の申込を行っている様子がうかがえます。公庫では、こうした公庫融資を利用しての女性のマンション購入者の増加傾向について、「働く女性が増えていることに加えて、長期固定金利の公庫融資が堅実な女性に選ばれている」と分析しています。
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