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不動産コラム vol.57
野村不動産アーバンネット実勢調査による
       7月1日の「住宅地地価」と「中古マンション価格」の動向
当社が3ヶ月毎に実施している地価調査の結果から動向をチェックしてみます。 今回の4-6月期は住宅地地価は埼玉で下落率が拡大したものの、区部・神奈川・千葉の下落率が縮小した結果、ほぼ2年ぶりに四半期下落率平均値で△1%を切る安定した状況を示した前回同様、安定した推移を示しました。一方、中古マンション価格の下落率も、特にこの3四半期において継続して1%程度の水準で推移しながら、今回は、3年ぶりに1%以内の下落率水準となりました。

図1:野村調査による地価と中古マンション価格変動率(東京圏エリア別単純平均値・3ヶ月毎)
図1


住宅地地価は四半期下落率△0.98%で、昨年7月以来のこの1年は四半期1%程度の安定した下落率で推移しています(図1)。個別地点では、都区部でも人気エリアのニーズが高い一方、戸越17%・西馬込13%・亀戸12%など年間下落率が10%を超えている地点も何点か出ていて地点ごとの動きには注意が必要です。 図2:住宅地価のエリア別変動率の推移
図2
一方、中古マンション価格も四半期下落率△0.98%と、住宅地と同様に昨年1月以来の下落率縮小傾向が続いており、下落率そのものも住宅地地価の水準と同じ値を示すようになっています。このところ都区部の安定した推移に引きずられるように他地域での下落率もほぼ四半期1%水準に近づいているのが今回の調査の特徴となっています。(図1,図3)。個別には、江東区や大田区で値上がりしているマンションも現れているなど、準都心といったエリアでも見直されている物件も出ています。 図3:中古マンションのエリア別変動率の推移
図3
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