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不動産コラム vol.46

野村不動産アーバンネット実勢調査による1月1日の地価と中古マンション価格の動向
当社が3ヶ月毎に実施している地価調査の結果から動向をチェックしてみます。 今回の10-12月期は、地価の下落率は平均するとほぼ横ばいという状況でした。都区部について、前4半期に引き続き安定した下落率の推移がみられるものの、都下の郊外地では立川八王子等で都区部の下落傾向を受けて大きく値を下げている地域も出ています。
この1年間の東京圏の地価の動きは、平均 すると4半期ベースでマイナス1%強。年間 では△5.4%の下落率となりました。 この4半期では、千葉県の総武線沿線徒歩圏 や、埼玉県の優良地では下落率が安定してき ています。しかしながら、前回、当社調査地 点では千葉県において坪100万円以上の地点 がなくなったことを報告しましたが、埼玉県 でも、この傾向が続く限り、年央には100万 円を上回る地点がなくなることが予想されま す。   図1:地価エリア別変動率の推移
図1
図2:野村調査による地価と中古マンション価格変動率 (東京圏エリア別単純平均値・3ヶ月毎)
図2
一方、中古マンションの方は、この1年間地価 に比べて下落率を強める傾向が顕著でしたが、 この4半期では、一転して下落率を弱め、地価 の下落率と並ぶところまで回復しており、再度 調整局面に入ったといえるようです。(図2) レインズの調査でも成約件数は概ね前年比プラ スで推移しており、価格の下落基調はあるもの の、活発な取引が続いています。
今回は1月1日の調査ですので、1年間の野村 調査による地価の変動率をチェックしてみます。 平均すると△5.4%の下落(昨年は△4.6%)で、 このことから4月発表予定の公示地価において 東京圏では昨年の△5.8%に比し、下落率の拡大 が予想されます。   図3:中古マンションのエリア別変動率の推移
図3
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