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nomu.com通信 vol.3
野村不動産実勢調査による7月1日の地価と中古マンション価格の動向
当社が3ヶ月毎に実施している地価調査の結果から変化の動向をチェックしてみます。今回の4-6月期は、前回1-3月期において反転し、下落率縮小へと向かい始めた地価の底打ち傾向が引き続きはっきりとした足取りとなっていることが読み取れます。
特に、前回の地価変動率において、バブル以降初めて変動率がプラスに転じた東京都区部ではさらにプラス傾向が0.4とはっきり表れました
前回変動率ゼロとなった神奈川でもゼロを維持しています。
さらに昨年末からの地価下落局面で下げの要因であった千葉や埼玉での下落率縮小傾向によって首都圏全体(当社営業エリア)としても底打ちの日は近いと言える状況になってきています。
図1
図2
一方、中古マンションにおいては前回縮小した下落率が再度、拡大の方向を示しました。図1と図3とを比較してみますと、地価の変動率の推移に較べて中古マンションは地域によっての方向性がバラバラと言った印象を受けます。特に今回は比較的安定した推移を示していた、神奈川の落ちこみが顕著に表れています。おそらく新築の大量供給による影響を受けたものと思いますが、地域的な要因があるのかどうか、次回以降注目しておきたいところです。
また、図2を見ていただいてわかる通り、中古マンションと地価の変動率の乖離がこのところ続いていて、今後収斂するのかどうかにも注目です。
図3
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