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nomu.com通信 vol.14
野村不動産実勢調査による10月1日の地価と中古マンション価格の動向
当社が3ヶ月毎に実施している地価調査の結果から変化の動向をチェックしてみます。今回の7-10月期は、前々回1-3月期から下落率縮小へと向かい始めた地価の底打ち傾向がはっきりとした足取りとなって来た前回調査から見ると、若干足踏み状態ともいえる結果になっています。
ほぼ下落の止まった東京都区部では今回も△0.1%ではありますが安定した動きを堅持していますし、都下においても下落率は横ばいとなりました。
一方変動率ゼロを続けていた神奈川県は、今回下落率が拡大し、同じく回復基調にあった千葉県とあわせて、地価全体の回復を押し戻す要因となりました。
逆に今年の初めに大きく下落した埼玉県は下落率ゼロの方向へと向かっています。 
地価のエリア別変動率の推移

全体として、この四半期の地価の動きは株安等の影響が出ているためか図2の通り若干の調整局面にあるといえます。

野村調査による地価と中古マンション価格変動率
一方、中古マンションにおいてはこの3期連続して全体として安定した推移を示していて、わずかに下落率縮小方向となっています。(図2)
新築マンションの大量供給が続いている中、エリア別には不安定な状況が続いていますが、図3のエリア別の推移を見ますと、前回大きく下落した神奈川県において再度縮小方向へ収斂しているなど振れの大きい状況が続きます。その中で、都区部の中古マンションは下落率が大きく崩れることなく推移していることが読み取れます。
地価の下落率と中古マンションの推移は、また収斂してしまいました。(図2の○印)
中古マンションのエリア別変動率の推移
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