住まい探しのプロが本音で語る!単身女性のマンション購入事情

「都心?」「郊外?」住むエリアはどう決める?

近年、女性の社会進出やライフスタイルの多様化により、「家賃」より「資産」として住まいにお金を使おうと不動産購入を検討する女性が増えています。とはいえ、不動産は人生でとても大きな買い物のひとつ、踏み出すには資金はもちろん勇気と行動力が必要ですよね。
そこで、住まい探しを知り尽くした3名の女性営業による座談会を開催!エリアや立地に関する物件の選び方や、物件のチェックポイントについてたっぷりお話しします。

社員プロフィール
  • 加藤茜さん写真

    加藤 茜さん
    たまプラーザ
    センター

    郊外のあざみ野エリアを担当。ファミリー層が多いので、希望の多い住環境や設備などの条件を重視したアドバイスを行っている。 旅行好きで、年2回の同期との旅行が恒例行事。

  • 岩破さん写真

    岩破 晶子さん
    銀座センター

    中央区エリアを担当し、都心に住まいを希望する幅広い年代のお客様に、満足する住まいさがしができるようお手伝いしている。アウトドア派で、趣味はスキュバーダイビングと登山。

  • 河村さん写真

    河村 真生さん
    茗荷谷センター

    文京区エリアを担当。子供のいる教育熱心な家族が多いエリアなので、学区や住環境など納得いただける物件に出会えるようお手伝いしている。体を動かすことが好きで、スポーツジム通いが日課。

※2016年3月時点

Q.女性の不動産購入がめずらしいことではなくなった昨今、みなさんの担当エリアでは、
実際にどのような動機で購入されている女性が多いのでしょうか?

座談会風景

岩)私が担当している中央区では、通勤を今より楽にしたいと「職住近接」のご希望をよくお伺いします。働いている女性にとって、乗換なしで通勤できたり、通勤時間が今より短くなったり、仕事や飲み会で遅くなってもタクシーで帰れるくらいの距離が安心できるのかもしれませんね。都心で会社に近い立地に賃貸を求めると家賃が高くなってしまうため、結果として購入を検討される方が多いです。

加)私の担当しているたまプラーザは、都心ほど単身女性の購入希望者は多くはないのですが、会社へのアクセスの良さよりもご自身がなじみのあるエリアでお探しの方が多く、環境やお支払いを重視されている方が多い印象です。
女性の一人暮らしでは、治安やセキュリティなど安心面が住まい選びのポイントになりますが、賃貸でそのような物件を求めるとグレードが高くなる分、賃料も高くなってしまいます。そのため、希望条件と月々の支出のバランスを考えて、賃貸から購入へと選択肢が広がっていく方が多いと思います。

河)私の担当している文京区エリアですと、賃貸で20平米台の1Kや1DKを借りると家賃9万円が相場ですが、頭金を入れてローンを組んだら、家賃と同額で比較的築年数の浅い、便利な立地条件の40平米台の1LDKに住めたりします。
先日担当させていただいた40代の弁護士の方も、長い間賃貸にお住まいで、家賃がもったいないということと、生活を一新したいというご希望が購入動機につながったようです。

岩)購入されるのはマネージャーや専門職など年収の多いタイプの職種の方ばかりだと思われがちですが、実際には事務職など、安定収入のある職種の方も少なくありません。
年代としては30代後半~40代の方が家を購入されるケースが多く、先日担当させて頂いた40代の方は、将来的にご両親と一緒に住めるようにと、ゆとりのある50平米2LDKの間取りを購入されました。40代の方は将来のことを考えて物件購入されている方が割と多いように思います。

Q.女性を対象にした住まいの希望エリアに関するアンケートでは、首都圏で探している方のうち4割以上が都心を希望しています。
都心人気の理由はどこにあるのでしょうか?また、エリア選びのポイントとは?

岩)女性に都心が人気の理由は、やはり交通の便の良さではないでしょうか。
徒歩5分以内に複数路線が利用できる立地、家と職場が近ければ通勤時間が短縮できますし、スーパーなど生活に必要な施設も身近に揃っています。

河)働く場所、遊ぶ場所が都心に集中している方ならば、行動範囲の中心に拠点をもてることは大きなメリットですよね。

岩)また、もう一つの人気の理由として資産性の高い物件に出会える可能性も高いという点だと思います。
単身女性に特徴的なのは、将来ライフスタイルが変わる可能性があるため、あまり長く住むイメージはないということです。そのため、将来的に売却や賃貸にしやすい、価値の下がりにくい物件を希望されています。

河)都心だと、単身の方は特にそのような短期目線で購入を考える方が多いですよね。いざという時に売却がしやすく、ライフスタイルによって住みかえができるか否かは物件選びのポイントだと思います。
実際に私も数年前に品川にマンションを購入し、今売却中です。購入時は震災後で湾岸エリアの物件価格が下がっていたこともあり、安く購入することができたのですが、現在では物件価格が上がり、結果的に売却益が出そうです。損をすることもなく、安心して次の住みかえ計画を立てられそうです。(2015年12月時点)

加藤さん写真

岩)都心はそのメリットがありますね。千葉や埼玉のファミリータイプの需要が高いエリアでは、単身向けの物件は人気の間取りではないため、市況によっては価格がグンと下がってしまう、ということもあります。

加)お二人のお話を聞いていると、都心ならではの物件の探し方に「なるほど」と思いますね。私の担当エリアはファミリー層がメインですが、単身の方も短期的な資産性よりも長期的な視点で住環境とアクセスのバランスを重視する方が多いです。

河)バランスは大切ですね。都心で探されている方は、特定のエリアというよりは資産価値・価格と築年数のバランスを重要視されているように感じます。例えば、南青山で探している方は、広尾、六本木、恵比寿でもOKといった具合に、ある程度の幅を持って探されている印象です。

岩)エリア探しのポイントに関して、これは私が実際に購入した時の感想になるのですが、最初は都内で「通勤が一本、終電が遅い、駅近、防犯性、間取り2LDK以上」を希望条件に探していました。実際に探してみると、広さと価格が合わずなかなか良い物件に出会えなかったので、思いきってエリアを広げてみると、神奈川に入れば一気に安くなることを発見したんです。私の場合は、予算・広さ・駅近は優先順位が高く、都内であることは順位が低かったため、都心でなくても資産価値的に問題なしということで横浜の物件に決めました。
希望エリアと条件が合わなかった場合でも、総合的に見てマイナス面がなければ柔軟に選ぶことも大切だと思いましたね。結果的にとても満足できる物件を購入できたと感じています。

Q.担当エリアのおすすめを教えてください。
また、ご自身で今後物件を購入するならどのエリアを選びますか?

岩破さん写真

河)私が今注目しているのは春日・後楽園エリアですね。
地下鉄が複数路線使えて利便性が高いところはもちろん、再開発が決まっているので、購入したときにも将来的に価値が維持しやすいエリアだと思います。
個人的には代官山・恵比寿エリアが好きです。勤務先や遊び場所を考えると交通アクセスが抜群に良く、スーパーやスポーツジムなどの生活施設が多いことが大きなポイントです。都内で人気のエリアなので、将来的な資産価値の面でも安心できますし、次に住みかえる時は候補にしたいエリアです。

加)私の担当エリアにある「あざみ野」駅は、東急田園都市線と横浜市営地下鉄ブルーラインの2路線が通っていて、横浜・渋谷どちらの方面へもアクセスが便利なうえに周辺も静かでゆったりとした生活を楽しめる住環境です。交通アクセスと住環境のバランスを求める方にはおすすめのエリアですね。
私自身は、のどかな雰囲気の街が好きなので、東急目黒線沿線の武蔵小山や西小山など都心へのアクセスが良く、駅周辺に商店街が残っているエリアが気になります。

岩)私は、都心で探されている方には中央区をおすすめしたいです。地形が平坦で徒歩や自転車での移動が楽ですし、電車も複数通っています。子育て世代には丸の内や八重洲のオフィス街まで電車で10分、タクシーでも1,000円程度とアクセスが良く、周辺に公園も多いので、仕事と家庭の両立がしやすい環境です。また、歌舞伎座や明治座等の文化施設、三越前、銀座へもすぐに出られるので、年配の方にもおすすめできます。最近は生活に便利な施設が増え、ますます住みやすくなっているにもかかわらず、港区や千代田区よりも不動産価格が安く、その割に賃料は高いので、将来賃貸に出すことを考えてもおすすめしたいエリアですね。