自分自身が普通の会社員を経てマラソンランナーになったからこそ、走る楽しさを、もっと一般の人にも味わってもらいたい…。そんな谷川さんのスポーツジム「ハイテクスポーツ塾」(神田神保町)をお訪ねして、ライフスタイルや住まいへのこだわり、そして走ることへの熱い思いなどについて、お話を伺いました。マラソンを通じて、社会的な活動にも意欲を燃やしておられます。
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本当は泳げるきれいな海の近くに住みたいんです。でも、都心からは少し遠いところが多いのと仕事の関係上、移動が多い生活なので、交通の便を考えると、なかなか離れられなくて・・・。市民マラソンが年30本、フルマラソンは年2本ほどあり、1月〜3月は特に多くて毎週のようにどこかで走っています。市民マラソンって日曜や祭日に開催されますし、前日に現地に入りますから、土日に家にいることは少ないですね。
昨年は、タヒチのモーレアマラソンに、参加者のみなさんと一緒に行くツアーがありましたし、次がニューカレドニア、ホノルルマラソンと続き、島巡りのような一年でした。また、テレビの海外ロケなどもありますから、荷造りばかりしています。
それ以外の日は自分の練習をしたり、「ハイテクスポーツ塾」に来て会員さんに声をかけたり、アドバイスしたり…。常駐できないので、基本的にスタッフに任せていますが、月1回は、会員さんとの練習会で一緒に走っています。
練習に費やす時間を削りたくないので、今は移動にあまり時間を要しない都内の高層マンション住まいです。ジムにも自転車で通える距離ですね。
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明るい黄色のソファで、寝そべって読書をしたり、窓からのぞく青空を見ている時間が幸せなのだそう。
今の部屋は、明るいことと玄関が広いことが気に入ったんです。旅から旅の生活なので、大きな荷物を置きやすい玄関は助かりますよ。
インテリアはエスニック系や、明るい色のものが好きですね。ニュージーランドの画家の絵を気に入って飾っていますが、性別不明の太陽みたいな顔が描いてあり、色調は黄色やオレンジや赤です。パワーをもらえそうでしょ?
植物も元気を与えてくれるから好きですね。今は、ベランダに紫の花がいっぱい咲く木があって、一冬越したシクラメンも満開です。
朝、走って戻ってきて、シャワーを浴び、ごはんを食べて、用意して出かける合間に、ちょっと花の世話をするのが楽しいんです。ホノルルに行く時も、一週間家を空けるので、水をいっぱいあげて、「頑張れ、元気でね!」と声をかけて行きました。帰ってきて真っ先に花の様子を見たら、ピンピンしていて、それがまた嬉しくて「よく生きてたね!」と話しかけてしまいました。彼らは、今もすごく元気ですよ。
食事もパワーの源ですから、家にいる時は自分で作ります。食べないと疲労が回復しないし、摂取と消費のバランスにも気をつけないと、膝に負担がかかったり、速さにも影響します。私は魚のキンキが大好きで、美味しそうだとつい買ってしまいます。魚は内臓も骨も一尾まるごと食べるからいいんですよね。鉄分やコラーゲンなど、ほぼ全ての栄養を含んでいますから。いつだったか、魚屋さんで「鱗だけ取ってね」と頼んだのに、持ち帰ったら内臓がない! きっと、いつもの習慣で、キレイにさばいてくれたんでしょうが、あの時は大ショックでした(笑)。
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こまめなお手入れを欠かさない谷川さん。いろんな種類の花が生き生きとお部屋で咲いています。
理想は、夕陽の見える海辺に住むことですね。私は太陽のエネルギーというか、外の空気がないと酸欠になったような気分になるんです。車に閉じこめられた犬みたいに・・・。占いでも、私は水辺に住むのがいいんですって(笑)。
それから、マンション内に温泉やジムがあればいいな。部屋の中に器具を置く必要もなくなりますし。
また、音楽が好きなので、大きな音量で聴けるように防音装置もきちんとしたい。体がきつくても練習をしなくちゃいけない時、音楽がかかると元気が出るんです。音楽を聴きながら、本を読んだり、文章を書いたり、一杯飲んだり(笑)。お風呂でも心おきなく聴ければ最高ですよね。
でも、今は理想の住まいでのんびりするより、自分の走りを何かに役立てることがしたいと思っています。実際、地雷廃絶をテーマに毎年1月、「谷川真理ハーフマラソン」というチャリティ大会を開いているんですが、8回目を迎えた今年は、おかげさまで参加者が1万人規模になり、第8回大会を終えた現在、約1000万円近くの募金が集まり、「難民を助ける会」に寄付しています。
この活動を始めたのは、1998年の長野オリンピックで最終聖火ランナーだったクリス・ムーンさんから、「地雷廃絶の手紙を持って、参加国の大使館を回るので、伴走してほしい」と言われて一緒に走ったのがきっかけです。彼は元軍人で、地雷の撤去作業で右手右足をなくされた方で、たまたま私と同い歳だったのも何かの縁かもしれません。
今年はもう済んでしまいましたが、これを機に、「来年参加してみようかな」と思ってくだされば幸せです。当分、夢の家はお預けになりそうかな…(笑)。








