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住宅ローンコラム 高田先生に聞く!住宅購入マネー事情

共働きで子どもがいない「ディンクス」編

2005年08月30日

ライフプラン別資金計画のポイントの2回目は、夫婦で共働きの場合です。結婚を機にマンション購入を考える方や、共働きなので高めの賃料を支払っているうちに「こんなに賃料を支払うのなら買ってしまった方がよい」と考える方が多くいらっしゃいます。ディンクスは、収入が高く、子どもの教育費などの大きな支出がないので資金的な余裕があるのが特徴。でも、今はディンクスでも将来はどうなるのか、今後のライフプランによって予算や住宅ローンの組み方に注意しなくてはなりません。
今回は、次のようなご家族の資金計画のポイントを見ていきましょう。

今後も共働きが続くかどうかがポイント

毎月の賃料を12万円支払っている柳井さんは、これだけ賃料を支払っているのであれば、購入した方がよいのでは、と考え4,500万円の物件購入を検討し始めました。頭金を1,000万円として、残り3,500万円を借り入れようと思っています。
毎月の管理費と修繕積立金の出費は増えるものの、現在の家計状況であれば、無理なく返済ができる額と言えるでしょう。ただし、現在の収入がずっと続けば、の話です。もし、柳井さんの妻が、マンション購入後仕事を辞めてしまったら家計はどうなるでしょうか?
共働きであったがための支出を減らし、節約を心がけても毎月4万円弱の赤字となってしまいます。この先、さらにお子さまが生まれるようなことがあると、ボーナスでも埋めきれない赤字になってしまいかねません。
このように、現在共働きだが、将来妻(もしくは夫)が仕事を辞める可能性がある、もしくは収入が減るという場合には、その後の家計を想定した上で資金計画を立てることが重要です。

収入が1人分になった場合を想定して資金計画を立てる

では、柳井さんの妻が5年後くらいには仕事を辞める、と想定した場合にはどのような資金計画であれば安心できるでしょうか?

1.当初から夫のみの収入で返済できる額に抑える

まず1つ目のプランは、夫の収入のみで返済できるプランにします。家計が赤字にならないようにするためには、毎月返済額を9万円程度に抑える必要があります。
この例の場合、当初の予定より1千万円ほど予算を抑えなくてはなりません。ご両親に頭金の援助をしてもらえないかなど相談してみるのも良いでしょう。

2.妻が働いている間に返済できる金額だけ上乗せする

まずは、夫のみの収入になった場合を想定し、家計の見直しを行ってください。共働きの余裕が生み出す「ムダ遣い」が結構あるものです。いずれは行わなくてはいけない見直しで、妻が辞めた途端に支出構造を変えるのはなかなか大変です。今のうちから改善しておきましょう。そして、妻の手取収入のうち、10万円を返済に回すことにします。
毎月10万円で、5年間で返済できる借入額は、約600万円(金利1.5%、返済期間5年で毎月返済額は103,339円)。1の2,500万円と合わせて合計3,100万円程度までなら、返済可能な金額になると言えるでしょう。この場合のポイントは、妻が働いているうちに返せる金額のみを上乗せするという点です。思いがけず早く辞めてしまった場合などは返済が厳しくなってしまいますので、慎重なプランニングが必要です。
(※実際の返済期間は、返済負担率などの関係から長めにしなくてはならない場合もあります。)
柳井さんの場合、妻がいつ辞めるかわからないのであれば2,500万円程度の借り入れに抑えた方が安心、5年程度は確実に働くというのであれば3,100万円程度まで借り入れも可能になる、と言えます。
このように、将来の収入が大きく変わる可能性がある場合には、変更後の収入でも返済できる借入額でローンを組むようにしましょう。

執筆者:高田 晶子(たかだ あきこ)

株式会社マネーライフナビ取締役。
ファイナンシャルプランナー(一級FP技能士)、宅地建物取引主任者、信託銀行不動産部勤務、 不動産コンサルティング会社を経て、1996年にFPとして独立、2010年より現職。 家計全般、保険の見直し、住宅購入など個人向け相談を中心に、 執筆、マネーセミナー、マネーコンテンツの制作等を行う。

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