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住宅ローンを親から子へ引き継ぐリレーローンとは

2007年12月27日

  • 25歳の息子と2世帯住宅を購入しようと思っています。親子で返済するリレーローンというのがあると聞きました。どのようなものですか?注意点などあれば教えてください。(Sさん 55歳 会社員)
  • 親子で住宅ローンを返済していく場合に、お互いにローンを組み、それぞれが返済していくペアローンと、1本のローンを親から子へ引き継ぐリレーローンがあります。息子さんがまだ25歳ということで、収入が少なく返済面での不安があるようでしたら、お父様が先に返済し、その後息子さんにローンを引き継ぐリレーローンも選択肢となるでしょう。

親子リレーローンは全ての金融機関で取扱があるわけではなく、融資条件や内容も金融機関によって異なります。また、フラット35でもリレー返済が可能です。

<リレーローン(リレー返済)の特徴>

後継者の要件(フラット35の場合)

・ 申込者(本人)の子またはその配偶者で定期収入がある人
・ 借入申込時の年齢が70歳未満
・ 申込者(本人)と融資を受ける家に同居すること
・ 連帯債務者になれること

収入合算ができる

親と子の収入を合わせることで、借入額を多くすることができます。

返済期間を長くできる

一般的なローンでは、80歳までに返済を終える条件のものが多く、仮に55歳の人は最長で25年です。リレーローンの場合、子どもの年齢を基準に期間を設定することができ、35年の返済も可能となります。よって、親が高齢であっても、ローンを組むことが可能です。

団体信用生命保険

フラット35と民間ローンの一例を比較します。

フラット35 いずれか一方のみが加入できる。
保障は満80歳まで。
返済途中での加入者の変更はできない。
(ただし、親が満80歳を向かえる誕生月の翌月1日から30日間だけ、子が加入することができる)
民間ローン
A銀行の例
親、子でそれぞれ融資金額の1/2ずつ加入。
親が満80歳になった時点で、子にその時点の借入残高全額の加入に変更する。

※民間ローンの場合も、一方しか加入できない金融機関もある

いずれか一方が加入するフラット35のような場合、加入していない人が死亡または高度障害状態になっても、ローンは弁済されないため、どちらが加入するかをじっくり検討する必要があります。

<注意したいこと>

当初、子にはローン返済や家賃の負担がないため、経済的には楽になります。しかし、ローンを引き継いだ時点で、大きく支出が増えるので、それに耐えられるだけの家計体質にしておくことが大切です。ローン負担がない時期にも、貯蓄などで準備しておきましょう。
また、返済期間を長く出来る分、利息の負担も大きくなりますので、期間短縮型の繰り上げ返済などを上手く利用するのもポイントです。

さらに、リレーとはいえ、子供にローンを引き継ぐ時期を明確にするきまりや、持分のルールがあるわけではないので、曖昧になりがちな面も。親子でしっかり話し合った上、親子間のルールを事前に決めておくことも大切です。

担当:田辺南香

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