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ライフスタイル・ナビゲート >> 備えあれば憂い無し! わが家の防災術(2005年8月号) 2005.8.26
ライフスタイル・ナビゲート VOL.17
備えあれば憂い無し! わが家の防災術
ある日、突然やってくるのが地震。「そのうち防災グッズでも準備しよう……」と思いつつ、日頃の忙しさについつい忘れてしまいがちですね。しかし、愛する家族のためにも、まずはわたしたちの住まいから、防災を意識していきましょう。ものものしい防災ではなく、家族で楽しみながら、今日からでも取り入れられそうな防災術をご紹介します。
備えあれば憂い無し! わが家の防災術
地震対策は、家具の転倒防止から始める
 平成15年版の防災白書によると、地震に備えて食料や水などを用意している人は、阪神淡路大震災後の平成7年では23.5%。ところが平成15年には18.6%と、わたしたちの防災意識も日がたつにつれて、薄れていってしまうようです。「天災は忘れた頃にやってくる」という古くからのことわざもあるように、日頃からの用心をしっかりとしてゆきたいものですね。
 わが家の地震対策として、最初にしておきたいのが家具の転倒防止です。今までの大きな地震でも、家屋や家具の転倒による被害がもっとも大きく出ています。まずは、具体的な家具転倒防止方法を考えてみましょう。

〈適材適所の家具転倒防止策は……〉
● タンスや本棚など背の高い家具は?
家具と天井の間に支え棒を設置しましょう。扉部分と引き出し部分が2段構成になっているものは、繋ぎ目を金具で固定しておきましょう。
●チェストなど背の低いものは?
下に敷くだけで、震度7クラスの耐震性のあるマットがあります。テレビやパソコンはもちろん、金魚鉢や水槽の下に敷くのも効果的ですね。
●重くて大きなピアノは?
意外と見落としがちなのがピアノ。脚元にローラー部分がついているため、大きな地震では移動する可能性があります。あらかじめローラー部分は金具やストッパーなどで固定しておきましょう。

 いざというとき、家具から飛び出た物が避難を邪魔する場合もあります。就寝中の家族に当たってしまう可能性もありますから、飛び出し防止策もしっかりしておくべきです。
〈効果的な飛び出し防止策は……〉
● 食器棚やサイドボードには?
扉が開かないよう止め金具を付けましょう。ガラス部分には飛散防止用シートを貼る方法もあります。お風呂や玄関の鏡にもぜひ貼っておきたいですね。
● スッキリと片付いた部屋をつくる
 ほかにも、耐震ラッチ付きシステム収納を活用する方法もあります。スッキリと収納されたシンプルな空間は、万一のとき、家族が集まれる安全な場所にもなります。日頃からの整理整頓が、おのずと安全へも繋がっているのかもしれませんね。
支え棒

1)支え棒
家具の転倒を防止する突っ張りタイプの家具転倒防止伸縮棒。こちらの製品(KTB-30・40・60)は公的機関振動試験で転倒防止効果を実証済みです
[写真提供]アイリスオーヤマ株式会社「アイリスプラザ」
耐震家具

2)耐震家具
4mm厚の強化ガラスや耐震転倒防止装置、安全ラッチなど随所に耐震装置を施した家具も登場しています
[写真提供]株式会社山本木工所

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楽しみながら実験!?  アウトドアで防災グッズにトライ
ピアノ固定器具(グランドピアノ用)

3)ピアノ固定器具(グランドピアノ用)
グランドピアノの棚板下面と床面とを、しっかりネジで固定させます。アップライトピアノ用の固定器具もあります
[写真提供]ヤマハ株式会社
非常持ち出し袋

4)非常持ち出し袋
いざというときのための、日本防災協会認定製品の非常袋&防災グッズのセット。アロマの香りで安静効果のあるロウソクもセット
[写真提供]株式会社東急ハンズ「ハンズネット」
耐震マット

5)耐震マット
こちらの耐震マットは震度7クラスにも対応できます。加熱によるガスも発生せず、耐候性にも優れているため安心して使えます
[写真提供]プロセブン株式会社
 もちろん転倒防止策だけでは万全の地震対策とはいえません。住まいで実践できる防災術は、他にもたくさんあります。季節が夏から秋へと移るのにつれて、お部屋のインテリアも少し手を加えてみたくなりますよね。たとえばカーテンを秋冬らしい柄に変える場合、防火タイプの物を選ぶ方法があります。いざというときの延焼を最小限にとどめることができるかもしれません。寝室のレイアウトを変える場合も、ベッドを背の高い家具から離れた位置に置いたり、部屋の出口がふさがれないように家具を移動させるなど、常に「万が一のとき」を想定して、インテリアを見直すことが必要かもしれません。

 ところで、つい忘れられがちなのがお風呂です。もっとも無防備になる場所ですから、リビングや寝室と同様に、しっかりとした対策が必要です。鏡には飛散防止用シートを貼り、壁には手すりを付け、滑りにくい床材へと変える方法などがあります。お風呂の残り湯はいざというとき貴重な水となります。トイレを流したり、洗濯などに利用することができるので、残り湯は置いておくことをお薦めします。

 固く考えがちな防災ですが、楽しみながら防災術を実践する方法もあります。秋になれば爽やかな行楽シーズンがやって来ますが、実際に防災グッズをキャンプなどで試してみてはいかがですか? いざというときの練習にもなりますね。防災用ブランケットは適度な温度を保ってくれますが、人によっては、暑かったり、寒かったりと個人差があるかもしれません。実際に使用してみることで、持ち出し品の中の衣料を自分の体に合わせて調節できるかもしれません。また点火セットなども、実際の避難時には焦ってしまって上手に使用できないことも想定されます。バーベキューなどで一度試してみるのもよいでしょう。
 最新の住宅は耐震性にも配慮されており、安心して暮らせますが、やはり家族のためにも細心の防災術を施しておきたいものです。家の中でも、外でも、家族で楽しみながら防災術を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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暮らしを楽しくするヒントがたくさんあります!
最近では防災グッズも多種多様にそろいます。それだけわたしたちの関心も高まっている証拠かもしれません。今回は、防災グッズの必携アイテムを集めてみました。ぜひご家庭にひとつずつ用意して、安心した毎日を過ごしたいですね。
非常食セット 5年間保存可能の水 安定マット付き100時間ろうそく

6)非常食セット
最近では非常食の味もどんどんレベルアップしています。非常食の詰め合わせをプレゼントするのも、新しい贈り物の習慣になるかもしれません
[写真提供]株式会社消防装備「e-レスキュー」

7)5年間保存可能の水
蔵王連峰の麓から湧き出る天然水を完全濾過した純水です。不純物を分子レベルで完全に除去し、無菌状態で充填した5年間保存可能の水です
[写真提供]相日防災株式会社「あんしんの殿堂ぼうさい館」

8)安定マット付き100時間ろうそく
災害は昼間に起きるとは限りません。また電源や電池がない場合も。そんなときに大活躍するのが1瓶で約100時間燃え続けるろうそく。安定マット付きで安心です
[写真提供]相日防災株式会社「あんしんの殿堂ぼうさい館」
耐震ラッチ ガラス飛散防止シート

9)耐震ラッチ
最近のマンションでは、キッチンの吊り戸棚などに耐震ラッチを標準装備したものも多く登場しています。もちろん自分で後から取り付けることも可能です
[写真提供]目白プレイス

10)ガラス飛散防止シート
ガラス飛散防止シートは、窓ガラスだけでなく玄関先やお風呂の鏡にもぜひ貼りましょう。いざというときの破片の飛び散りをふせぎます
[写真提供]株式会社ニトムズ

 
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