ライフスタイル・ナビゲート>> かしこく、美しい収納で、スッキリ暮らす(2004年08月号)
2004.08.27
ライフスタイル・ナビゲート
vol.5 かしこく、美しい収納で、スッキリ暮らす
今、雑誌やTVなどでたくさんの「収納のプロ」が活躍しています。手軽にできる収納術から、インテリア性重視の見せる収納まで、スタイルもさまざま。これも、私たちが限られたスペースで生活しているのに、一人あたりの持ち物の容量が増えてしまったからかもしれません。ご自宅の収納を工夫して、スッキリと暮らしませんか?


住まいの10%はモノが占拠!?

 住まいの収納に関するある調査で、次のような意見がよせられました。「収納が足りなくて、鴨居(かもい)に吊るしっぱなし。せっかくの新しい部屋も台無しです」「個室が狭くて、家族の荷物がリビングに置きっぱなし。まるで物置です」「掃除機を収納するのにふさわしい場所がありません。ときどき使うものって、意外と収納スペースがないんです」などなど、みなさんも思い当たるふしがあるのでは?  ちなみに日本の一般的な家庭の場合、3〜4人家族では、平均6畳分のモノを所有しているそうです。わかりやすくいうと、6畳の部屋いっぱいにぎっしりと詰められた量に相当するモノに囲まれて、生活しているということです。  現在、マンション、戸建てを含めた住まい1軒あたりの坪数は、全国平均で約30坪、60畳程度といわれています。つまり、住まいの10%をモノに占拠されていることになるわけです。そんな事情を反映してか、最近の新築マンションでは、収納率を表示するところも増えてきました。たとえば収納率13%であれば、かなりの収納スペースを準備していることになりますし、収納率9%であれば、ひょっとしたら新しいチェストが必要かもしれません。住みかえを検討するときの目安になる数字ですね。

理想は「適所適納」

 もっとも収納に悩む部屋としては、よくリビングが挙げられます。家族がついついモノを持ち寄るだけでなく、他の部屋に比べてこまごました小物が集中するためです。理想の収納は「適所適納」と呼ばれ、使いたいものがすぐに取り出せ、すぐにしまえる環境をいいます。ある収納プランナーは「小物、特に爪切りをしまう場所でその家の収納センスが分かる」とまでいいます。ただ奥にしまうだけでなく、機能的な「適所適納」を目指してこそ“収納上手”なのです。
機能性だけでなく、暮らしやすさを配慮した収納

1)機能性だけでなく、暮らしやすさを配慮した収納
単に物をしまうだけでなく、動線や使い勝手にも配慮されているのがシステム収納の魅力。適所適納をきちんとカタチにしています。
写真提供:ラクシア品川ポルトチッタ
キッチン収納
2)キッチン収納
キッチンこそ収納にこだわりたい場所です。このようなスマートな収納家具を使うことによって、キッチンの印象もガラリと変わります。
写真提供:株式会社マノーネ(manone)


デスク+本棚

3)デスク+本棚
資料が散らかりやすいデスク周りも、このような使いやすい収納を取り入れることで、さらに仕事もはかどりそうです。 写真提供:株式会社マノーネ(manone)
リビングボード
4)リビングボード
書籍やCDだけでなく、植栽なども置いてみるのもいいかもしれません。このタイプのリビングボードはガラスの位置も自分で変えられます。
写真提供:AMAT
ワードローブ&AVラック

5)ワードローブ&AVラック
和室の押入をシステム収納としてリフォームする方法もあります。シンプルでスッキリした室内はシステム収納だからできること。
写真提供:AMAT
収納は、美しく、そして楽しく
 ではどのようにすれば、モノが片付いてスッキリとした美しい暮らしができるのでしょうか? 収納といっても、さまざまなスタイルがあります。
 Aさんの場合、収納は手軽にすませたいため、市販されている収納グッズなどを上手に使っています。Aさんは、ある収納の法則をよく知っているのです。その法則とは、住まいの空き容量を計ること。いわゆるすき間家具や収納グッズを買う前に、もう一度住まいの収納スペースの空き具合を測るのです。間口×奥行きで計測し、その範囲内に収まる家具やグッズを選ばなければ、せっかくの収納グッズを収める場所がないという本末転倒な結果になりかねません。
 またBさんの場合、収納に、隠すだけでなく「見せる収納」という方法を取り入れました。アイテムによっては、あえて見せることで住まいがより美しく個性的にもなります。かといって、見せるものは決して高級なものでなくてもいいのです。たとえばみなさんのなかに、趣味で集めた洋書や時計、CDなどを、仕方なくクローゼットの奥にしまっている人はいませんか? だったらそれをリビングの壁を利用したオープン棚にかざってみましょう。訪れた知人との会話の糸口にもなりますし、リビングにいる時間が増えて、ひょっとしたら家族のコミュニケーションも増えるかもしれません。そして空いたクローゼットには、季節によって使わないものなどをしまっておけばいいのです。
 また最近「システム収納」という言葉をよく耳にするようになりました。収納空間にパネル板などを機能的に張り内部を美しく見せ、収納パーツも自在に取り付けられ、収納力をアップさせる仕組みです。たしかにシステム収納には高価なものも多いのですが、後から単品をいちいち買い足すことを考えると、収納率の高さも、そしてトータルで見たコスト面も、システム収納の方がお得といえるかもしれませんね。
 生活しつづける限り、モノが増えることはあっても、減ることはあまりありません。だからこそ自分たちのスタイルにあった、機能的で楽しい収納方法を選びたいものです。


暮らしを楽しくするヒントがたくさんあります!
リフォームしたり、お金をかけることばかりが収納の極意ではありません。生活する人が楽しくスッキリと暮らせれば、それこそまさに収納の成功例。そんな成功例に役立ちそうな面白くてユニークな収納グッズや、便利で簡単に取り付けられるスグレモノをご紹介します!
インテリア・ボックス(M) フラットつっぱり棚 アタッチメント

6)インテリア・ボックス(M)
お部屋の壁に簡単に取り付けられます。組み立ても必要なし。時計などを置いてもいいかもしれません。
写真提供:レック株式会社

7)フラットつっぱり棚
段差がある壁などにもセットできます。最大耐荷重が50Kgのタイプもあり、さまざまなモノが置けそうです。
写真提供:株式会社伸晃

8)アタッチメント
このようにアタッチメントを利用することで、収納量もグッとアップします。収納にはかかせないアイテムですね。
写真提供:AMAT
offi Perf Box 2stack おしゃれでカワイイ桐の米びつ デッドスペースを利用したパソコン収納

9)offi Perf Box 2stack
見せる収納を意識するなら、このような遊び心のある収納グッズも便利。キャスター付きのためリモコン入れなどにいいかもしれません。
写真提供:株式会社ネットアイズ『node』

10)おしゃれでカワイイ桐の米びつ
収納とはいえ、やっぱりユニークなものを選びたいですね。スクエアの米びつなので収納しやすく、湿気対策にもなります。
写真提供:株式会社ワールドオフィス『色から選ぶショッピング〜color page〜』

11)デッドスペースを利用したパソコン収納
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