知っておきたい
一戸建て購入のキホン

選び方ノウハウ
2017.11.20

大規模分譲地のメリットって何? ライフスタイルに合った住まいを探そう!

新築一戸建てには数戸の小規模戸建てから、数十戸あるいは100戸、200戸を超えるような大規模分譲地まで、さまざまなタイプがあります。その中でも、地域の良さを生かしながら、生活のしやすさを考えた「街づくり」に取り組む、大規模分譲地に注目が集まっています。大規模分譲地とはどのようなものなのか、小規模戸建てとどう違うのかなどを理解し、自分たちに合った住まい探しをしましょう。

「大規模分譲地」と「小規模戸建て」の違い

一般的に、小規模戸建ては「既にできあがっている街の中に入る」もの、大規模分譲地は「これから新たにつくられる街に入る」ものとイメージするとわかりやすいでしょう。

どれくらいの戸数・区画数なら「大規模分譲地」と呼ぶのか明確な定義はありませんが、一般的には20戸(区画)以上のものを「大規模」とすることが多いようです。ただし、20戸と数百戸ではかなり印象が違い、その特徴も大きく異なるので注意が必要です。その一方で、1~10戸程度の小規模戸建ては「ミニ分譲地、ミニ開発、小規模開発」などと呼ばれることもあります。

立地条件で考えると、小規模戸建ては最寄り駅に比較的近く利便性の高いエリアに建てられることが多いのに対して、大規模分譲地は駅から少し離れたエリアになりがちです。近年では、大規模でありながら駅に近いプラウドシーズンやファインコートなどの「都市型分譲戸建て」が登場し、両方のメリットを兼ね備えた住宅に注目が集まっています。小規模戸建ての場合は、既存の街並みや周辺環境が自分たち家族の好みに合うのか、大規模分譲地の場合はどんなコンセプトで街づくりされるのか、などを選ぶ際のポイントにしましょう。

改めて注目される大規模分譲地、その特徴とは?

近年、都市圏を中心に新築マンションが値上がり傾向にありますが、一戸建ての価格は比較的安定していて、買いやすい環境が整っています。とくに明確なコンセプトで街づくりがされる大規模分譲地は、暮らしやすい環境だけでなく、住宅の基本性能や防犯性を高めている例も多いため、改めて注目されています。

大規模分譲地というと、隣家と見分けがつかないほど画一的な建物が並んでいる印象を持っている方も多いかもしれませんが、比較的広い敷地にゆったりとした配置で住宅が建てられ、日照や通風にも十分に配慮されています。例えば、「プラウドシーズン国立 四季の街」では、「国分寺市まちづくり条例」に基づいた「ゆとり」ある街区形成を実現し、最低平均敷地面積は125㎡以上、隣棟との間隔は2.0m以上、街区内の公道の幅員は約6.0mを確保しているほか、配棟計画を工夫することで全戸南向きのプランとなっています。隣の建物との間隔が広いことで、ある程度のプライバシーを保ちながら、のびのびと子育てができるため、小さなお子様がいる家庭でも、泣き声や物音で近隣に迷惑をかけてしまうのではないか、などと心配をする必要がなくなります。

また、大規模であることを活かした設備やコミュニティ形成で防犯性を高めている分譲地も注目されています。例えば、総戸数200戸以上の大規模分譲地である「プラウドシーズン横濱洋光台」では、開発地内に防災拠点を兼ねた「3つの公園」を設けているほか、警備員による街区内の巡回や防犯カメラで安全性を高めています。街の中心に、子どもが遊んだり、大人たちがサークル活動をしたりできる「コミュニティの拠点」となる建物があるのも、大規模ならではのメリットでしょう。

大規模分譲地では、全体的なデザインコンセプトを守りながら、個々の住宅におけるオリジナル性を尊重しているため、豊富なバリエーションの中から、自分たちの好みに合ったものを選ぶことができます。さらに、建築資材の大量一括仕入れでコストダウンできるため、性能の高い住宅を手ごろな価格で手に入れやすい傾向にあります。

生活環境や地域とのつながりはどう変わる?

多くの大規模分譲地では、暮らしやすい生活環境、統一された美しい景観の街並みや家並み、日常生活の安心・安全を目指した「街づくり」がされています。景観向上のため、街路樹、緑化された専用道や歩道、公園などが整備されていたり、電線などを地中化して電柱をなくしたりすることも。それぞれの家で庭の植栽に取り組むこともあるでしょう。

日常生活の安心・安全に配慮されているケースとして、大規模分譲地の住民全体で警備会社と契約して街全体のセキュリティを高めていることもあります。また、第三者の車が入り込みにくいように生活道路を設けることで、抜け道として通過する車を減らすことができ、交通事故や不審者の侵入を防ぐ効果も期待できるでしょう。

大規模分譲地では新たなコミュニティが形成されることになりますが、その規模によっては独立した自治会や町内会、あるいは管理組合が設けられることもあります。街づくりのコンセプトに共感した同じ価値観を持つ人、同世代で生活スタイルの似た家族が集まることも多く、良好な近所付き合いも始めやすいでしょう。

子ども同士の年齢が近ければ家族ぐるみの付き合いができるほか、定期的に独自のイベントを開催している大規模分譲地もあります。お互いが高齢になったときなどに備えて、住民による「地域のゆるやかな見守り」に取り組んでいる例もあるようです。

ライフスタイルに合った住まいを「長い目」で選ぶ

良好な生活環境や日常の安全、のびのびとした暮らしを優先するなら大規模分譲地が有力な候補になります。これからの時代はワークスタイルの多様化も進んでいきます。いま現在の通勤スタイルや家族構成だけを考えて選ぶのではなく、少し長い目でどのような暮らしをしたいのかをイメージし、自分たち家族のライフスタイルに合っているのはどちらなのかを考えて選ぶようにしましょう。

執筆者:平野 雅之(ひらの まさゆき)
宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター
不動産コンサルタント会社「リックスブレイン」代表
東京・神奈川を中心に20年以上にわたり不動産売買取引の仲介業務に従事。豊富な実務経験をもとに、実践的なアドバイスなどを一般消費者向けに提供している。総合情報サイトAll Aboutで「不動産売買」のガイドを務めるほか、数多くのメディアでの情報発信やセミナーなども行っている。

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