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不動産コラム vol.73

当社実勢調査による1月1日の「住宅地地価」と「中古マンション価格」の動向

当社が3ヶ月毎に実施している地価調査の結果から動向をチェックしてみます。今回の10‐12月期は、住宅地地価は埼玉の下落率が拡大し、都下・神奈川・千葉の下落が縮小するという傾向でしたが、埼玉以外のエリアでは下落率が△1%以内という比較的安定した期間でした。都区部平均値は△0.9%とやや下落が拡大しましたが年間では△2.4%と安定しています。また、都下の△0.5%というのは、ほぼ5年ぶりの安定度となっています。住宅地全体としては△1.2%(前回△1.1%)とほぼ前回と同様の下落率となりました。一方、中古マンション価格の下落率も、この5四半期継続している△1%程度の水準を維持する△1.4%(前回△1.5%)となっています。

図1:当社調査による地価と中古マンション価格変動率 (東京圏エリア別単純平均値・3ヶ月毎)
     
図2:住宅地地価のエリア別変動率の推移   図3:中古マンションのエリア別変動率の推移
*今回から上記エリア別グラフは当期を含む3期移動平均で表す・・移動平均とは過去一定期間(この場合は3期)の平均値の推移をグラフにして、期毎に不規則変動するデータの時系列の傾向を読み取り易くしたもの
エリア別にみると(図2)、住宅地地価は、埼玉(当社の対象データは東京近郊エリアのみ)の下落傾向が特筆され、その他の地域は比較的順調な回復を示していることが分かります。一方、中古マンション価格においても(図3)、エリア別では、埼玉以外の全地域で比較的堅調に推移していることが読み取れます。

東京カンテイの調査(1/28日経)では、首都圏中古マンションの2002年平均単価がバブル後初めて前年を上回ったと発表されています。これは、築浅物件が中古市場に多く登場し坪単価の高い物件が売出し価格の平均値を押し上げているもので、当社の調査は同じ物件の価格推移を表しているため下落傾向が強く出る点に違いがあります。

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