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不動産コラム vol.26
価格は4割安い! 定期借地権付住宅の供給実績
~定期借地権普及促進協議会調査結果~

供給状況
平成12年に供給された定期借地権付住宅は5,261 戸(うちマンション237団地1,234 戸)と2年連続で過去最高を更新した結果となりました(対前年比1.8 %増)。全国ベースでみますと、平成5 年から供給が始まり平成12 年12 月末までに全国で供給された累計戸数は29,763 戸であり、うち一戸建20,255戸、マンションが9,508 戸となりました。三大都市圏で全体の79%(首都圏33.5%、近畿圏35.4%、中部圏9.9%)が供給されていますが、平成12 年は三大都市圏以外の地域での供給が増加(対前年比33.2 %増)する傾向が見られます。

距離圏
首都圏の一戸建住宅の場合、都心から20km ~40km 圏で68 %が供給され、所有権一戸建住宅より都心に近い場所で供給されていることがわかります。
  首都圏における定期借地権戸建と所有権戸建の距離圏分布
 
  10km未満 20km未満 30km未満 40km未満 50km未満 60km未満
定期借地権付戸建 25戸
0.4%
216戸
3.7%

1,809戸
30.7%

2,198戸
37.3%
893戸
15.1%
756戸
12.8%
所有権戸建 0.3% 8.4% 30.1% 30.5% 21.1% 9.6%
価格
全国における定期借地権付一戸建住宅の場合、保証金が平均約693 万円、月額地代が平均約2.8 万円、住宅価格(建物+保証金等)が平均約2,489 万円との結果が出ています。定期借地権付一戸建住宅を購入する初期資金(建物価格+保証金等)の平成12年の平均値は、敷地ベースで同一面積に換算した場合の周辺所有権一戸建住宅の価格と比較して、全国平均で50~60%未満が29%、60~70%未満が26%で平均63 %と4 割近く安くなっており、概ね一般に考えられている水準にあるようです。
  地域別にみると、保証金は首都圏が最も高く、月額地代は近畿圏が最も高くなっています。保証金の定期借地権付一戸建住宅購入価格に対する割合は地域によるばらつきが目立っています。首都圏では35.3%と全国の中でも突出して高くなっています。
  首都圏における定期借地権戸建と所有権戸建の距離圏分布
 
  (1)保証金の分布
平均 万円
(2)月額地代の分布
平均 万円
(3)定借戸建住宅
価格 万円
(1)/(3) % (3)/(2) 倍
全 国 692.5 28,411 2,488.9 27.8 876
首都圏 939.3 30,993 2,659.4 35.3 858
中部圏 339.4 22,841 2,145.4 15.8 939
近畿圏 675.3 33,286 2,628.6 25.7 789
その他 342.7 19,563 2,253.7 15.2 1152
規模
所有権一戸建住宅と比較すると、定期借地権付一戸建住宅の方が敷地面積で1.58倍(全国平均209.7m2)、延床面積で1.25 倍(同124.2m2)となっており、かなり広い住宅が供給されていることがわかります。
マンションの1,234戸は対前年比44%減、首都圏に限れば129戸と85.5%激減です。首都圏定借マンション供給数は平成5年34戸以降H6年88戸、H7年264戸、バブル期高掴みした土地を定借にしたと考えられるH8年452戸H9年206戸、大量供給下価格面での差別化訴求でH10年478戸翌H11年887戸でしたが、地価下落傾向でメリットが薄れ昨年の減少につながったと分析できます。
定期借地権付一戸建住宅の分譲方式は、建築条件付きが48 %を占め、建売が36 %、従前の用途は住宅地30.9%、農地27.7%という結果です。
一方、定期借家権住宅の普及状況ですが、(株)アットホームの調べによりますと、今年3月末時点での全募集物件に占める定借物件のシェアは2.5%となり、増加傾向が続いています。東京23区に限って見ますと全募集物件に占めるシェアは昨年の1.5%から2.6%に上昇しています。特に戸建は14.3%が定期借家物件となっています。
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