ノムコム60→ >「定年退職後の夫婦の生活」意識調査アンケート結果発表
現在の50代・60代は、定年後にどのように備えているのか、長くなった定年後のセカンドライフをどのようにイメージしているのか、サラリーマン・元サラリーマン世帯(妻は専業主婦またはパート・アルバイト)の50代60代夫婦を対象に、調査を実施しました。
<定年退職前の50代60代夫婦に聞きました>
夫の37.5%が定年退職後のライフプランのイメージを持っている一方、妻では、イメージを持っているという回答は27.5%となりました。
<定年退職前50代60代夫婦に聞きました>
定年退職後の生活イメージについて、上位10位までの回答は以下の通りでした。
1位 | 夫婦で一緒に過ごす時間が増えそう |
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2位 | 病気や体力の衰えなど健康面での不安が増えそう |
3位 | 年金の支給額への不安がありそう |
4位 | 生活リズムが変化しそう |
5位 | 生活費や医療費など経済面での負担が増えそう |
6位 | 漠然とした不安がありそう |
7位 | 夫婦で旅行に行く機会が増えそう |
8位 | 夫婦の会話が増えそう |
9位 | 仕事や家事ではなく、自分の趣味や楽しみを第一に生活を送れそう |
10位 | 健康寿命をのばす様々な取り組みを始めそう |
また、夫婦で夫と妻の差を比較したところ、ポジティブな回答項目では14項目中13項目で、妻よりも夫の方が多い結果となりました。夫は、妻よりも定年退職後の生活をポジティブにイメージしていると言えます。
特に大きな差がみられたのが、「自分」に関する項目です。定年後「自分の趣味や楽しみを第一に生活を送れそう」は、夫の48.5%がイメージしているのに対し、妻は27.7%となり、「自分の夢や目標に思う存分チャレンジできそう」は、夫37.2%がイメージしているのに対し、妻は18.6%となりました。
ネガティブな回答項目では、16項目中2項目を除いた14項目で夫よりも妻が多いという結果になりました。妻は夫よりも、定年退職後の生活にネガティブなイメージを持っていると言えます。
特に大きな差がみられたのが、「介護」や「健康」に関する項目です。「親の介護など時間が増えそう」、「病気や体力の衰えなど健康面での不安が増えそう」という項目では、夫より妻の方が多くイメージしています。
長いサラリーマン生活から一転、新たな生活への期待感を感じている夫に対し、妻は、より現実的な心配事が頭に浮かんでいるようです。
さらに、妻では、「漠然とした不安がありそう」が60.2%となり、これまでの日常に『夫』が加わってくることでの変化が想像できず、戸惑っていることがうかがえます。
調査概要
調査時期 : | 2015年10月30日~ 2015年11月01日 |
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調査対象 : | 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)、関西圏(大阪、兵庫、京都)に在住のサラリーマン・元サラリーマン世帯(妻は専業主婦、またはパート・アルバイト)の50代60代夫婦 |
有効回答数 : | 2,060人 |
調査方法 : | インターネット上でのアンケート回答 |
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